ハートフル・ワード

--- 社長の経営哲学の構築にお役立ちする
             ハートフル・ワード(心からの言葉) ---

掲載文につきましては 有限会社 ハートランド総研の許可を得ております。
転載などはご容赦下さい。

ハートフル・ワード   第3002090716号

 

    !!◆◇ 経営者への活きた言葉 ◇◆!!


  『「規模」と「優位」の経営戦略(その2)』
                           三品和広(神戸大学大学院教授)

1.「優位」を生まない「規模」追求は必ず徒労に終わる。ゆえに社員の生
  産性も企業実績も犠牲になる。電通社員の痛ましい自殺やヤマト運輸の
  未払い残業は、その典型であって決して働き方の問題ではない。スジの
  悪い戦略こそ見直してしかるべきであろう。

2.「優位」の支えがない「規模」は凶器に転じることもある。たとえばシ
  ャープ。材料や装置を通じて液晶技術が拡散してしまい、消失した「優
  位」を挽回すべく堺工場で「規模」を取りに行った。その「規模」に母
  屋が押し潰されてしまったのは、皮肉としか言いようがない。東芝の原
  子力発電事業も顧客との信頼関係という「優位」がない国外で「規模」
  を取りに出て自滅した。

3.今はわが世の春を謳歌しているトヨタやアップル、セブンイレブンも、
  いずれ「優位」を失い「規模」を持て余すときが来る。かってのダイエ
  ーも同じ道を歩んだし、拙著「戦略暴走」に登場したケース群も、公私
  混同か因果混同によるものが圧倒的に多かった。経営戦略の使命は、
  「規模」によらない「優位」の構築と、「優位」に見合った適正規模の
  実現にある。それを経営陣が放棄すると、遅かれ早かれ社員、顧客、株
  主が代償を払うことになる。
          (参考:「週刊東洋経済」2017 年12 月2 日号)

~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=

  !!◆◇ 経営者のための経済学 ◇◆!!


  『デフレの原因は何だったのか』
             池尾和人(慶応義塾大学教授)

1.デフレの原因は、基本的には成長期待が失われたことがその背景にあり
  ます。日本は明治維新以来、欧米の先進国に追い付こうとキャッチアッ
  プ型の成長を追求してきました。戦後はその最終局面で特に高度成長期
  は、ラストスパートだったといえるでしょう。

2.その結果、1980年代に日本経済はキャッチアップ型の目標を達成
  し、成熟した先進国となった。その間、社会・経済の仕組みはキャッチ
  アップ型をベースにつくり上げられてきました。1980年代に成熟し
  た日本にふさわしい社会・経済システムに移行しなくてはいけなかった
  のに、100年続いたシステムを変えていくことができなかった。
  経済の実態と社会経済の仕組みの間に大きな不適合が生じた結果、経済
  が暴走したのがバブルだったといえます。
        (参考:「週刊ダイヤモンド」:2017 年11 月25 日号)


~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=

  !!◆◇ 人事・労務について ◇◆!!


  『信賞必罰の実践は徳の極至』
         數土文夫(JFEホールディングス特別顧問)

1.政・官・財、あらゆるところで不祥事が相次いでいます。さらに残念な
  ことは、いずれの不祥事も責任の所在が明らかにされないことです。
  古代中国の斉(せい)の名宰相・管仲(かんちゅう)は次のように説いてい
  ます。「明賞は費(つい)えず、明刑は暴ならず。賞罰明らかなれば、則
  ち徳の至れるものなり」。(正当な報奨は浪費、不要なコストではな
  い。正当な刑罰は暴虐、パワーハラスメントではない。信賞必罰こそ最
  高の徳である)

2.リーダーは信賞必罰の重み、そしてその実践は徳の極致であることを理
  解すべきだと言っています。リーダーたる者、部下から好かれようと思
  うあまり、組織のたがを緩めるようなことがあってはならないのです。
                  (参考:「致知」2018 年2 月号)




経営アドバイス・コーナー
社長メニューASP版
税理士法人中央総合会計事務所(HAC-G)は
TKC全国会会員です
TKC全国会
TKC全国会は、租税正義の実現をめざし関与先企業の永続的繁栄に奉仕するわが国最大級の職業会計人集団です。

九州北部税理士会所属

お気軽にお問い合わせください。
税理士法人中央総合会計事務所 (HAC-G)
TEL:代表電話 095-894-8810
HAC-Gホームページ

経営改善オンデマンド講座