<新着情報>
*2024/01/26 「ハートフル・ワード」を更新しました。
--- 社長の経営哲学の構築にお役立ちする
ハートフル・ワード(心からの言葉) ---
掲載文につきましては 有限会社 ハートランド総研の許可を得ております。
転載などはご容赦下さい。
!!◆◇ 経営者への活きた言葉 ◇◆!!
『企業の強さの源泉はその企業が持つ文化』
高橋 秀仁
(レゾナック「旧昭和電工と旧日立化成」HD社長)
1.昨年、私は国内の事業所など70カ所を回って61回、タウンホールミ
ーティングを開き、毎回10~20人の従業員が参加するラウンドテー
ブルを110回やりました。これだけで計150日くらいかかったけど、
絶対に必要だと考えたからです。
事業ポートフォリオは作り替えたから終わりというわけではありません。
この会社は何をするところかというパーパス(目標)と、社員の皆さんに
は何をバリュー(価値観)にしてもらいたいかを理解・実践してもらうこ
とこそが大事だと思っています。
2.「売られた会社」と「買った会社」を分けて考えても仕方ありません。
企業の強さの源泉は、その企業が持つ文化です。片方の企業のものを生
かすのではなく、統合する時には新しいものをつくる方が力になるはず
です。
当社は「化学の力で社会を変える」がパーパスで、重要な価値観は「プ
ロとしての成果へのこだわり」「機敏さと柔軟性」「枠を超えるオープ
ンマインド」「先見性と高い倫理観」としています。
3.半導体関連で言えば、旧昭和電工は川上側の素材に強く、旧日立化成は
素材を使って研磨剤などの製品を作る川下側が得意でした。事業ポート
フォリオは、すぐに陳腐化するいわばコモディティーです。でもそれを
変えられないのは、新しいものを創造する力と実行力がないからです。
経営者が覚悟を持って実行するためにも企業文化は大事です。
(参考:「日経ビジネス」2023 年11 月6 日号)
~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=
!!◆◇ 経営者のための経済学 ◇◆!!
『来年、円は4年連続で弱い通貨に』
佐々木 融
(JPモルガン・チエース銀行市場調査本部長)
1.一昨年、円は主要通貨の中で最弱通貨だった。昨年はスウェーデンクロ
ーナのほうが若干弱かったが、主要通貨の中で2番目に弱い通貨だった。
今年は今のところ最弱通貨となっており、円は3連続で最弱通貨の1つ
となる可能性が高まっている。
過去30年間、円は主要通貨の中で3年連続最弱通貨だったことはない。
2.円は来年も弱い通貨となるだろう。来年、日銀はYCCを解除し、マイ
ナス金利を脱出するだろう。が、その程度の動きで、円相場のトレンド
が上昇に転じるようなことはないだろう。
円のファンダメンタルズの弱さは根が深い。実質的に史上最安値(197
0年以降の最低水準を下回った)を更新し続ける円は、政策が現状から大
きく転換されなければ、どこまで円安が続くのかメドが立たなくなって
いる。
(参考:「週刊東洋経済」2023 年11 月11 日号)
~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=~=
!!◆◇ 新規成長分野 ◇◆!!
『シリコンアイランド(九州)の復活』
1.1980年代、半導体関連産業の集積が進み、「シリコンアイランド」
と呼ばれた九州。九州経済をけん引するのは、1200社を超える自動
車関連産業と、約1000社の半導体産業だ。
だが、2000年代に入ると海外に移す動きが加速し、シリコンアイラ
ンドは衰退に向かったが、近年、再び、成長軌道に乗っている。
TSMC誘致効果により、九州エリアでは関連産業の投資拡大、賃金の
上昇傾向などが要因だ。
2.恩恵を受けるのは熊本だけではない。九州エリアの半導体関連産業は長
崎、福岡、大分などの各県にも分布しており、その範囲も川上の素材装
置、川中の製造設計、川下のデジタル産業まで幅広い。
九州経済は「沸騰する経済」から「沸騰し続ける経済」に確実に変わる。
(参考:「週刊ダイヤモンド」2023 年11 月11 日号)
九州北部税理士会所属
お気軽にお問い合わせください。
税理士法人中央総合会計事務所 (HAC-G)
TEL:代表電話 095-894-8810
HAC-Gホームページへ